キャンプでのくつろぎ時間をより快適にするためには、自分に合ったチェアの選択が重要です。座面の高さ、背もたれの角度、素材など、チェアの特徴を理解し、使用シーンや好みに合わせて選びましょう。
座面の高さで選ぶ
ハイチェア：立ち座りが楽で食事や作業に最適
座面高が45cm以上のハイチェアは、立ち座りがしやすく、腰や膝への負担が少ないのが特徴です。ハイテーブルと組み合わせることで、食事や作業が快適に行えます。ワーケーションなどでのパソコン作業にも適しています。
ローチェア：リラックス重視で焚き火にも最適
座面高が25〜35cmのローチェアは、足を伸ばして座ることができ、リラックスした姿勢をとるのに適しています。地面に近いため、焚き火作業にも向いています。ただし、立ち上がる際には少し労力が必要です。
座椅子：テント内や車内での使用に便利
脚のない座椅子タイプは、テント内や車内での使用に適しています。軽量で持ち運びが容易で、小さな子どもが座っても安心です。
組み立て方式で選ぶ
折りたたみ式：しっかりした座り心地
座面や背もたれに張りがあり、しっかりとした座り心地が特徴です。収納時は平らになりますが、ややかさばる点に注意が必要です。
収束式：安定感としなやかさを両立
フレームを中心に向かってまとめる収束式は、しなやかな座り心地と安定感を兼ね備えています。太めのフレームを使用しているため、安定性が高いのが特徴です。
組み立て式：コンパクトで包み込むような座り心地
フレームと座面を分けて収納できる組み立て式は、コンパクトに持ち運べます。座面は包み込むような形状で、ハンモックに近い座り心地を提供します。
背もたれの角度と高さ
背もたれが大きく倒れるほど、リラックスした姿勢をとることができます。リクライニング機能があるチェアは、調節のしやすさや耐久性も確認しましょう。背もたれが高いハイバックタイプは、頭まで支えることができ、より快適です。
肘掛けの有無
肘掛けがあるチェアは、腕の疲れを軽減し、リラックスした姿勢を保ちやすくなります。肘掛けの高さや角度、素材にも注目して選びましょう。一方、肘掛けがないチェアは、開放感があり、脚にフレームが当たることが少ないのが特徴です。
座面の素材で選ぶ
メッシュ：通気性重視
通気性が高く、濡れた状態でも乾きやすいのが特徴です。夏場の使用に適していますが、冬場は寒さを感じやすいため、ブランケットなどで調整が必要です。
化繊：軽量でデザイン性が高い
軽量で丈夫、カラフルなデザインが多いのが特徴です。ただし、通気性が低く、火の粉に弱いため、焚き火の近くでの使用には注意が必要です。
コットン：風合いと通気性のバランス
風合いが良く、通気性もある程度確保されています。長く使うことで味わいが増すのが魅力ですが、濡れると乾きにくく、重さもあるため、取り扱いには注意が必要です。
自分のキャンプスタイルや使用シーンに合わせて、最適なチェアを選ぶことで、アウトドアでの時間がより快適で楽しいものになります。座り心地や機能性を重視し、自分にぴったりの一脚を見つけましょう。
