キャンプの快適さを左右する重要なアイテムのひとつが「タープ」。日差しや雨を防ぎ、食事やくつろぎの時間を快適にしてくれる頼れる存在です。ただし、その種類や特性を知らずに選ぶと、思わぬ失敗につながることも。今回は、キャンプスタイルや利用シーンに合わせたタープ選びのポイントをご紹介します。
タープには2つの基本スタイルがある
スクリーンタープ：プライベート感と快適さを両立
スクリーンタープは、全体がメッシュや布で覆われた構造が特徴。虫の侵入を防ぎつつ、風雨や日差しもカットできるため、オールシーズンに対応。特に小さな子どもがいるファミリーキャンプや、食事中の虫対策をしっかりしたい方にぴったりです。
デメリットとしては、ポールやフレームが多く、設営に少し手間がかかること。また、収納時にややかさばる点も踏まえておきましょう。
オープンタープ：開放感重視ならこちら
屋根のみのシンプルな構造で、自然との一体感を楽しめるのがオープンタープの魅力。必要な道具も少なく、コンパクトに収納できるので、荷物を軽くしたいソロキャンパーやバイクキャンパーにもおすすめです。
ただし、風に弱い面があり、設営時はペグダウンと張り綱の角度が重要。天候が不安定なときやプライバシーが気になるときは、スクリーンタープのほうが安心かもしれません。
タープ選びで押さえるべき3つの視点
- 同行者のニーズを考える
虫が苦手な人がいるなら、スクリーンタープの方が快適に過ごせます。開放感より安全性を優先したいケースも多いはずです。 - キャンプスタイルに合わせる
「のんびり滞在型」ならスクリーンタープ、「身軽に移動したい派」ならオープンタープが向いています。 - 設営のしやすさと収納性
初心者や荷物を減らしたい人は、オープンタープの方が扱いやすいでしょう。
購入時に注意したいポイント
意外と見落としがちなのが「ポールの有無」。タープ本体だけを購入しても、ポールが別売りの場合があります。事前にセット内容を確認し、必要なら180〜220cmほどの伸縮ポールを準備しておきましょう。
タープ選びは、キャンプの快適さを左右する大きなポイントです。同行者の過ごしやすさ、自分のスタイル、設営のしやすさをしっかり考えて、あなたにぴったりの1枚を見つけてください。次のキャンプが、もっと自由で快適になりますように！
